私、今年、地元の小学校の、学校歯科医になりました。
地元密着型の山川歯科医院の院長としては、このお仕事は大変嬉しいお仕事の一つです。
その理由は二つあります。

一つは、地域の子どもたちの歯の健康をチェックし守る、お手伝いをさせていただけるという事。
問題がなければ嬉しいですし、虫歯があったとしても、その後の治療において、近くの学校歯科医ですから、携われる可能性があります。

二つ目は、近年の児童の歯科について、学校歯科健診を通して、私自身が学べる良い機会となるからです。
日々の治療現場において、ここまでの児童数をまとめて検診することはまずありません。
どんどん進化する子どもの歯科の状況について、勉強し、治療に生かせる良い場であります。

【学校歯科健診の感想】

今回、5月中旬に学校で検診を行ってまいりました。
その感想は、本当に嬉しいものでした。

近年、親御さんの歯科に対する知識が向上し、幼児・児童の虫歯が激減しているのは、歯科業界では有名な話です。
その情報を裏切らない、検診結果でありました。
ひどい虫歯のお子さんは、学校全体でわずか2~3名程度。
予防歯科の実績がきちんと出ておりました。

【これからが大事!】

ただ、ここでの嬉しい結果はあくまでも小学生の話。
実は、親が目を離すようになる中学生・高校生になるとどうしても、虫歯が多くなる傾向があります。

だからって、いつまでも親が仕上げ磨きするわけにもいきませんから・・・。
小学生のうちに、子ども自身に予防歯科の大切さやブラッシングの指導を行い、中学生になるころには、それを自力で実践できるようにしていく必要があります。
大事な歯の健康を少しでも長く守るためには、これからが大切なんですね。

山川歯科医院